ハンドマッサージ

セラピスト向け・資料室

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「身体感覚」を養うことの大切さ

あい治療院では、指圧やマッサージ、整体を学んでいる方とすでに施術をしている方を対象とした講習会および練習会を行っています。

セラピストはまず自らの姿勢を整えて、体の中心に軸をつくる感覚を養う必要があります。
言い換えると、しっかりと安定した足腰、背中の軸がないままに施術を続けていることは自らの身体のバランスを崩してしまう結果になります。継続して施術をするためには軸の通った体幹をつくることと手指の感覚を磨くためのトレーニングが求められます。

当院は、手技療法の基礎を身につけたセラピストを育成することで多くの人々を癒し、健康に暮らせる社会をつくっていくことを目指しています。

セラピストに大切なこと

医学の祖・ヒポクラテスの時代から、手が持つ可能性は文明を発達させるとともにヒトを癒す手段としても使われてきました。

子どもの歯が痛むとき、母親は自然とわが子のほほに手を当てます。

いわば本能ともいえる「手あて」を洗練させて、技術として施すことにセラピストが自然治癒力を引き出すきっかけが生まれます。

手技療法にはさまざまな流派がありますが、ここでは共通して身につけておきたい本質について説明します。​

セラピストに必要な5つの要素
1. 姿勢
2. 脱力
3. タッチング
4. 垂直圧
5. リズム

指圧 垂直圧 体重圧.jpg

1.姿勢
手技療法を行ううえで礎(いしずえ)となるのが姿勢です。

姿勢は大きく3つの要素に分かれます。

・足腰の安定性(股関節、膝、足首を柔らかく使って骨盤を安定させます)

・体幹の軸(背筋をまっすぐに伸ばし、上下・前後・左右の空間を意識します)

・上肢の軸(胸鎖関節から指先に至るまでの通り道を明確にします)

2.脱力
一人ひとりのタイプに合わせた姿勢を理解できたあとは、肩の力を抜いて体幹の軸で重力を感じるように心掛けます。とくに①体重移動をする時と②体表に圧を掛けるときに力が入りやすいため、ムダのない動きができるように繰り返します。

3.タッチング
姿勢と脱力ができたあとに初めて手指の力を抜いて相手に触れることができます。

力を抜いて柔らかく触れることは、究極にして基礎となる手技療法の極意です。

4.垂直圧

体表に触れたあとはポイントをずらさずに垂直に徐々に圧を加えます。

まっすぐに押してまっすぐに圧を抜くというシンプルな動作は痛みを与えることなく施術を行う秘訣です。

5.リズム

施術を俯瞰すると、心地よい刺激には必ず一定のリズムがあります。

ゆっくりと圧を入れて静かに減圧する漸増・持続・漸減のリズムと緩急をつけたメリハリのあるリズムの2種類を使い分けることで、施術の幅に厚みが出てきます。

公開動画

YouTubeで公開している各種トレーニングの動画です。

素振りや投球練習をするように、いずれも一人でできる手指の作り方、足腰の訓練方法のうちとくに重要な3つをご紹介します。

セラピストのための手指のつくり方 ~手指、手首、肘の柔軟性を高める~

(内容)

指圧をする際は母指の安定を図るのみでなく、支えとなる四指も同時に安定させます。

母指以外の四指を体表にフィットさせるように柔らかく使うための柔軟性を養います。

 

この訓練を行うことで、次の効果が期待できます。

・母指と四指の対立圧を獲得できます

・四指の柔軟性が高まります

・手関節の柔軟性が高まります

セラピストのための手指のつくり方 ~指を痛めないための手の内在筋のトレーニング~

(内容)

指圧をする際に多くの場合は母指(親指)を使います。

体表に母指で触れたのちにポイントをずらさずに垂直に押さえるには母指球筋の筋力が必要です。

 

この訓練を行うことで、次の効果が見られます。

・母指を安定させる

・母指指紋部を体表に広くにあてる

・中手指節関節(IP関節)を痛めない

セラピストのための身体のつくり方 ~体重移動の基礎・足腰のスタンスと骨盤の動き~

(内容)

体重移動の基礎となる骨盤の動き、足腰の使い方について説明しています。

全身の力を抜いて背中をまっすぐ伸ばしたまま体重移動できるバランス感覚を養い、体幹を支えるための足腰の筋力を鍛えます。

体重移動のポイント

  1.  前足の踏み込み

  2.  腰を痛めないための体重移動

  3.  鼡径部(股関節)の伸展

(資料ダウンロード)

姿勢分析、動作分析について記した資料です。

ご自由にダウンロードしてご利用ください。

※著作権は放棄していませんので、加工、修正、転載する場合は事前にご連絡ください。

姿勢分析・伏臥位(PDF)

姿勢分析・立位(PDF)